良縁-その先の人生を見つめて

第4章 出会いから結婚までQ&A

三ケ月で結婚を決められるのでしょうか。

Q 交際期間の原則は三ケ月ということですが、たった三ケ月で一生の相手を決めることができるのでしょうか。

A 三ケ月の間、週に一回しか会わなかったとしても、合計十二回会えることになります。その間にどういう人かをしっかりと見ていれば、結論は自然に出ると思います。一生の買い物と言われる家やマンションは、二度か三度見ただけで買うかどうか決断を求められます。一生のパートナーを選ぶには、十分な日数ではないでしょうか。
遠距離だとそう何回も会えないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、これも決まるときには決まってしまうものです。
最近、新潟のある女性が、埼玉の男性とお付き合いし、結婚を決めました。その女性は、地元の男性と交際していたときは「時間がない」という理由でなかなか会おうとしませんでしたし、仲人さんのところも「遠い」ということであまり通ってこなかったのですが、埼玉の男性のときには二週間に一度は必ずお互いを行き来していたようですし、仲人さんにもきちんと連絡してきたそうです。いったん相手を好きになってしまえば、結婚に向けて前に進もうとするものです。
逆に、お付き合いする期間の長さが長ければ長いほど、相手のことがよくわかってくるかと言えば、そんなことはありません。何年かけて付き合っても、ひとつ屋根の下に暮らしてみなくてはわからないことがたくさんあります。
私事ですが、私自身は一歳ちがいの女性と早年で結婚いたしました。結婚までに約二年付き合いましたが、それでも結婚したときに「この人にこんな面があったんだ」と驚くことはたくさんありました。お付き合いしている間に視界に入ることはどうしても限られます。けれども、人間として基本的なところ、つまり仕事に対してまじめに取り組んでいる人か、人に対する思いやりがあるかといったところさえおさえておけば、私どもの会員さんであればたいていは間違いないと思います。
あるとき、三ケ月たってもなかなか結婚に踏み切れない女性がいたので、どこに問題を感じているのか、仲人さんがじっくり彼女と向き合って話をしてみました。そして、さまざまな角度から彼について訊ねてみたところ、彼女が躊躇している原因が「結婚したら財布を私に預けてくれそうにない」ということにあると分かりました、そこで、どうしてそう思ったのか訊ねてみたそうです。すると、デート中に生活費の話になったとき、彼は「僕は自分で計画を立てたいほうだから、君には生活費を決めて渡すよ」と言ったというのです。「もし一日に千円くらいしか渡してもらえなかったらどうしよう」というのが彼女の唯一の懸念でした。そこで後日、仲人さんが連絡して彼本人に聞いてみたところ、彼は「実はそこまで彼女に言うつもりはなかった。最終的には彼女に財布を預けるつもりだけど、お小遣いいくらくらいくれるんだろうなあ」と答えたそうです。
三章でも述べたとおり、女性はときどき先を見すぎてしまう傾向にあり、たいしたことではないのに、それを必要以上に大きくとらえて悩んでしまいます。また、突き詰めるような言い方をしてしまうのも、女性の特徴です。相手がどう答えるかは、自分の聞き方次第だということも覚えておいてください。

お見合いというのは、自分自身を知る良い機会でもあります。
ある女性は仲人さんに「自分がわがままだから、それを受け止めてくれる人がいいのだけれど、どうやってそれを見極めればいいのか」と訊ねました。そこで仲人さんは、「三ケ月のお付き合いの間に、たまにわがままを言ってみればいいじゃない」と答えたのですが、女性は「でも、それが原因で嫌われてしまうのが怖い」と言います。でも、それで彼女を嫌ってしまうような男性であれば、結婚して生活してもうまくいくはずがありません。
お酒飲みかどうかを確かめるためには、いっしょに食事したときに相手のお酒の飲み方を見ればわかります。それと同じように、性格が合うかどうかも、自分で確かめる以外にありません。そして、そのために、三ケ月というのは十分な期間だと思います。